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2009年6月 5日 (金)

ブランドで買う人々

世の中には、流風からすると、不思議な人々がいる。それは商品の内容も確認せずに、ブランドだけで、物を買う人々だ。それは企業の業務内容や業績も知らずに投資する人々と似ている。もちろん、ブランドを掲げているということで、ある程度の信用はできるのは確かだ。

だが、そのブランドの内容は、日々変化している。いかに有名なブランドでも、毀損していることはよくあることだ。例えば、有名になる前は、こつこつと職人が、手間をかけて作っていたものを、あまりにも売れるので、それに対応するため、外注に出して、間に合わせてしまう。外注に出せば、似たものは作れるかもしれないが、初期の精神は失われている。

今、世界でブランド物というものは、そういうもので溢れているのではないか。ある意味、随分、怪しいものが出回っていると言って過言ではない。それはコピー商品のように偽物ではないかもしれないが、「本物」ではないだろう。もちろんブランド物でも、きっちりと管理している企業の物はまだいい。でも、今は玉石混淆と言ってよいだろう。

このようにブランド物は絶対ではない。そして、これは物だけでもなさそうだ。有名な作家の、新作の小説が内容も不明なのに、バカ売れしているらしい。流風は、元来、ベストセラーには、手を出さないが、内容もわからないのに、ベストセラーとは恐れ入った(*注)。

日本には、まだまだ無駄遣いしている人々が多くいるということだろう。お金の使い方には、もっと慎重であるべきだろう。

*注

彼の作品は、過去に一冊だけ読んだことがある。この作家の手法は、膨大な日記と、その分析に基づくものだ。もちろん、彼の無理のない考え方が反映されているのだろう。人々が過去を忘れ去ったことを利用して、既視感で呼び戻そうとするのが、基本的な彼の戦略だと思う。それが人々に支持されて読まれるのは、別に否定はしない。

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