« ある男と、その愛人~謡曲『花筐』(下) | トップページ | 大きな勘違いの催し »

2009年7月 3日 (金)

女性の顔

ブスを主人公にした小説があると聞いて、少し立ち読みしてみた。子供時代、関心のある男の子に、皆の前で、ブス呼ばわりされて、拒食症になり、登校拒否する女の子。一体、ブスの基準は何なのか、そういうことを投げかけている内容だ(*注)。

そういうと、小さい子供の頃、近所の女の子に、「おかちめんこ」と言って、怒らせたり、泣かせたりする男友達がいた。流風じゃ、決してありませんよ。ホント。それに、その近所の女の子が、実際は、「おかちめんこ」ではなかったと思う。

大体、女の子に、暴言を吐くのは、確かに、額面通りの時もあるが、関心のある女の子に対してのことが多い。スカートめくりするのも、自分に関心を持ってもらいたいからだ。一種の男のテレなのだ。こういうのは、大人になっても、なかなか抜けないね。御同輩(笑)。

確かに、大きくなっても、若い時は、やはり女性の顔で区別する。もちろん、ある程度歳が行っても、最初は容姿やスタイルは注目する。いろんな経験をして、やっと真実にめぐり逢える(笑)。

ところで、以前、美人論でも触れたが、日本の男は、美人の要件として、一に瓜実顔、二に丸顔としてきた。もちろん、その下にも、いろんな呼び名がある。多くの女性に非難轟々の可能性もあるかもしれないが、れっきとした書物に紹介されているので、順番に記しておこう(笑)。男の場合は、どう呼ぶのだろう。男は顔じゃないが。

 一に、瓜実顔

うりざね顔とは、瓜のように細面の顔を言うのだろう。確かに、美人に見えやすい。色白は、七難隠す、と云われたが、それと似ている。そういうと、昔の美人の人形はこのタイプで作られている。

 二に、丸顔

丸顔は、説明要りませんね。流風の母も、丸い顔でした。どちらかと言うと、かわいい系。本人は、子供の頃、お盆のように丸いと言われて気にしていましたけれど、若い頃は、結構、人気があったらしい。男は、本能的には、丸顔が好きのようだ。流風もね。

 三に、角面

角面も、その通りで、四角い顔。あまり美人はいないと思うが、意外と順位が高い。エラがはった女性は、男を幸せにすると関西では言うが、本当かな。

 四に、長面

長面も同様に、馬のように長い顔。女優さんにも、割といますね。誰とは言いませんが。最初は、馬面と思っていましたが、最近は慣れました(笑)。

 五に、盤台

盤台は、碁盤のように広く平べったい、のっぺりとした顔のことらしい。それに日に焼けて黒いのだろうか。

 六に、●●●●

目のことらしいが、文字は伏せておく。書籍には、そのまま掲載されていましたが、現代では、身障者差別用語とされる。よって解説もよしておく。昔は、人権に、そんなに関心がなく、そういうことを言うことが当たり前だった。過去に、そういう文化があったことは間違いない。

 七に、みっちゃ

これは、あばた顔のこと。病気で、あばたなら仕方ないこと。明智光秀は、婚約者が病気で、あばた顔になっても、婚約破棄をしなかった。できるようでできない。彼は偉いね。ちなみに現代では、若い時に、太陽にあたりすぎて、ソバカスの多い人になったことを指すのだろうか。化粧で隠してほしいね。

 八に、でぼちん

おでこが、出っぱっていること。要するに額が出ていること。額が広いのとは違うのようだ。おでこが狭すぎるのも、広すぎるのも、美しいとは言えないけれど、それは問題にしていないのか。

 九に、顎(あこ゜)なし

顎が短く、ないように見えること。短くても、かわいい人はいる。逆に、顎がしゃくれていても、いいのだろうか。

 十に、しかみ

醜く、怖気づいた顔のこと。能面から出ている言葉らしい。こういう表情は、別にブスだからというわけでもなく、結構、美人と言われる人がする仕種だ。かえって、美人のしかみ顔の方が怖い。

このように、男が全て、瓜実顔とか丸顔の女性を選択しているかと言えば、そうでないだろう。やはり気持の合う女性が一番なのだ。顔なんて、好き好き。蓼食う虫も、好き好き、と言うではないか。

それに、どんな美人も、三日で飽きると言われる。一緒に暮せば、顔ばかり見ているわけでもない。結局、人柄に尽きる。言葉を投げれば、きちんと返ってくる。そういうことが大切だ。喧嘩も含めてね(笑)。

それに女性の容姿は、髪の毛、化粧、ファッションで大きく変わる(化ける)。そう考えれば、顔の容貌よりも、姿勢の美しさが問われるだろう。女性も、親からもらった顔に手を入れるのではなく、姿勢を正して、内面、外面の美しさにもっと関心を持つべきだろう。流風が言っても、説得力に欠けるなあ(苦笑)。

*注   西加奈子著  『きりこについて』(角川書店)

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200904-02/

彼女の経験に基づく話のようにも捉えられる。ただ、西氏がブスかどうかは、コメントを差し控える。でも、知性が漲り、好い顔をされていますよ。

|

« ある男と、その愛人~謡曲『花筐』(下) | トップページ | 大きな勘違いの催し »

男と女」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ある男と、その愛人~謡曲『花筐』(下) | トップページ | 大きな勘違いの催し »