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2009年7月21日 (火)

インフレ時代の到来予感

国は、多大の借金を抱え、欧米諸国も同様に身動きできない状態だ。世界に重病国家が溢れている。日本も、国や地方の蔵はからっぽで、国民から借用書の山を築いている。何か手立てはあるのか。もう、どうすることもできないのに、それでも国は大盤振る舞いの予算計上。何を考えているのやら。

基本的に、国の蔵を埋めるには、増税か、インフレが必要。増税で、借金を減らす。もう一つは、インフレで、借金を実質減価させる。多くの一般人にとって、デフレ下の増税もインフレも困る。だが、流風は、どうも国が将来インフレ政策を採用するような気がする。

人々は、増税と聞くと耳を塞ぐ。それは何に使われるか不明だし、特定のルートに金が流れるだけと、政府に不信感を持っていることも作用している。そういうことで目先の増税に、心理的に反発する。

他方、バブル崩壊後の、国内経済の長期停滞は、人々の心を不活性にしている。輸出企業だけの頑張りだけでは、人材も育成できない。そういう心理的なことも考え合わすと、インフレは、いつ起こってもおかしくはない。

現実、コストインフレは起こっている。非正規従業員の取り扱いが難しくなって、彼らを活用していた企業の人件費は確実に上昇している。現在のところ、価格転嫁は起こっていないように見えるが、じわじわと物価は上昇している。国の統計では見えないだけだ。

問題は、いつインフレが弾けるだけかということだけだろう。次の政権が、どのような政策を取るかにも、多少影響を受けるかもしれない。所得再分配、財産課税の強化などが打ち出されれば、景気が上昇する可能性もある。

国民は、どちらを望むのか。急激でなければ、インフレを望むかもしれない。だが、インフレのコントロールは難しい。それでも借金をチャラにするには、借金棒引きという徳政令しかないではないのか。現代では、基本的に、それはインフレ。

増税は、なかなか国民の同意を得られないから、残す手段としては、国は、実質借金を減らすには、インフレしかないと思っているかもしれない。国の中でも、一部官僚たちは、それを覚悟しているようなフシが読み取れる。今後の動向に要注意だ。

*追記

考えられるインフレのコントロールは、中央銀行の政策金利の引き上げと、消費税の引き上げとなるだろう。消費税の引き上げも、インフレのコントロールに使うと言うのなら、仕方ないだろう。

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