« 功を譲るということ | トップページ | 若造りの弊害 »

2009年8月 4日 (火)

心頭滅却すれば、、、。

今年の夏は、雨が多いせいか、そんなに暑くない。朝方も、比較的涼しく、過ごしやすいと言えよう。それがいいのか悪いのか、一概には言えないが。作物には、虫がつきやすく、被害も大きいかもしれない。

それでも、昨日、やっと近畿でも、梅雨明宣言をしたようだ。これからは、本格的に暑くなるのかな。暑いのは、暑いので、それは大変だが、やはり夏は暑い方がいい。ただ、外へ出て、少し運動すると、かなりの汗が出てきた。下着がじとっとしてきて、汗でびっしょりだ。

ただ、心頭滅却すれば、火もまた涼し、と思えば、ある程度、暑さ感は避けられるのであろうが、凡人には、なかなか、この領域には達しない。ただ、暑いと思えば、余計に暑く感じるのも事実だ。意識しないように努力するとしますか。でも、暑い(笑)。

この言葉は、恵林寺の快川和尚が、織田信忠に取り囲まれて、焼き打ちされた時、言ったため、有名になった。

  安禅不必須山水 

  滅却心頭火自涼

(安禅は必ずしも山水を須(もち)いず、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し)

快川和尚がも火に囲まれて、言ったというのだが、誰が伝えたのだろう。ちょっと、嘘っぽい(笑)。多分、日頃から、そのような言葉を発していたのだろう。

この禅語は、『碧厳録』の第四十三則に対応したものと云われている。そこでは、寒暑が到来したが、どのように回避すべきでしょうか、という問いに対して、避ける必要はないとしている。

すなわち、暑い時は暑いし、寒い時は寒い。それを避ける無駄な努力をするより、とことん暑さ寒さを透徹すべきだと、説いているのだろうと云われている。「云われている」というのは、『碧厳録』は、表面上の解釈では、なかなか理解しがたいものだから。

ただ僧侶でわからないものを、俗人には、表向きの解釈で考えるしかない。せいぜい心頭滅却して、光熱費を節約しよう(笑)。まあ、庶民は、暑い暑いと言いながら、夏を過ごし、やがて秋になり、冬を迎えて、寒い寒いと言う。

そうして、一年を終え、毎年繰り返す。地球温暖化と言われる時代でも、寒暖の差はあった方がいい。それでは、夏を楽しもう。でも、今年の夏は、いつまで続くだろうか。

 

 

 

|

« 功を譲るということ | トップページ | 若造りの弊害 »

考え方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 功を譲るということ | トップページ | 若造りの弊害 »