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2009年9月13日 (日)

人と動物の共通感染症

先日のブログでも、記したように、家の中で動物を飼う人が増えているが、同時に、人間も病気をうつされるリスクを負っている。両親は、室内で動物を飼うことは、絶対駄目と言ってしていた。特に父は、その危険性をかなり前から指摘し、動物との共生は難しいと、常々言っていた。

昨日(平成21年9月12日付)の日経新聞にも、その危険性を指摘する記事が載っていた。人と動物の共通感染症をズーノーシスと言うらしいが、さすがにその言葉は知らなかったが、動物と共にしている人は、十分気をつけてもらいたいものだ。

そうしないと、周囲の人々さえも、災難に巻き込むことになる。単にかわいいとかで、可哀想だからという理由で、飼わない方がいいだろう。新聞を読まれていない方のために、転記すると、人と動物の共通感染症の症状としては次のようなものがあるらしい(国立感染症研究所獣医科学部、山田章雄部長)。

①猫ひっかき病

  猫の爪に、ひっかけられて発症。

  傷跡に赤いおできができ、発熱や頭痛の症状がある。

②パスツレラ病

  ペットに舐められたりして感染。

  抵抗力の弱い人は、傷口が化膿したり、肺炎に。

③カプノサイトファーガ菌による感染症

  免疫力が低い人が噛まれると、発症。

  心内膜炎や敗血症に。死亡率30%。

④Q熱

  犬や猫を通じて、発熱や筋肉痛を発症。

  インフルエンザと似たような症状。

⑤トキソプラズマ症

  猫を通じて、発症。

  妊婦の初感染で流産。

⑥回虫症

  犬や猫を通じて、発症。

  腹痛や視力低下。

⑦オウム病

  オウムなどの鳥類を通じて発症。

  発熱、倦怠感など。インフルエンザのような症状。

⑧エキノコックス症

  犬(北海道)を通じて発症。

  肝機能障害など。

以上の症状を見るだけで、動物を飼うということが、いかにリスクが高いかがわかる。上記に記したのは、一部の動物に過ぎず、その他の動物も同様に、病気をうつされる危険性がある。

ということは、余程の覚悟と準備ができないのであれば、安易に動物を飼うべきではなかろう。特に、室内では接触密度も高く、危険と言える。  

一応、ズーノーシス予防のためには、飼育ルールの確立が大切なようである。すなわち、

一、犬用、猫用の混合ワクチンで基本的な病気を予防

二、一緒に寝たり、キスしたりしない

三、ペットになめられたら、すぐ洗うこと。食器の共有はしてはならない。

四、猫は必ず爪を切っておく。

五、乳幼児が一人の時に、ペットに近づけない。

六、散歩の時は、引き綱を用い、不潔なものを口にさせない。

以上のような対策は、ある程度有効であろうが、完璧ではないだろう。動物を飼うには、それ相応の覚悟と準備が必要(きちんと対応しようとすれば、それなりにお金と時間が必要になる)で、安易に飼ってはならないし、人に勧めてはならないだろう。十分な配慮なしに飼えば、結果的に、知らず知らず周囲にも迷惑をかけることになる。

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