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2009年9月 2日 (水)

兵庫県立美術館『だまし絵』展鑑賞

8月末に、兵庫県立美術館で開催されている『だまし絵』展を鑑賞してきた。夏休みも、最終ということで、子供づれの客が多く、大変賑わっていた。兵庫県立美術館では珍しいことではないか。あまり行かないので、本当のところはわからないが。

だまし絵、つまりトリック・アートについては、過去にも、このブログでも、触れたこともある。基本的に、観る側の先入観により、絵画技法に騙されるわけだ。すなわち、常識の反対側を描いたものとも言える。これは画家のシャレとも捉えることができる。

一般に、女性も、見る方向で、美人に見えたり、見えなかったりする。いつかの『新婚さん、いらっしゃい』に出演していた、ある夫婦の新婦は、自分が不美人なので、どういう方向から見れば、美しく見えるか研究し、彼氏(現在の夫君)には、よく見える角度しか見せなかったという。

これなども、“だまし”のテクニックを使った好例だろう。旦那は、まんまと嵌められたわけだ。まあ、プロセスが、いかようであろうと、本人が幸せであれば問題なし(笑)。逆に言えば、美人に見えても、男は気をつけよ、と言うことかもしれない。美人と見えるのは、錯覚に過ぎないと。

このように、女性は、見る方向で、確かに印象は異なる。同様なことは流風も経験がある。右側から見るのと、左側から見るのでは、ほとんどの人は、全く印象が異なる。そして前面から見た場合とも異なる。

また、バックシャン(今は、こんな表現しないけれど、後ろ姿美人のこと)は、後ろから見ると、美しい髪をしていて、男としては、いかにも、そそられる風情なのだが、顔自体を見ての判断ではないので、実際見て幻滅ということがよくある。時々、見返り美人というのもあるが、滅多にない(笑)。

さて、その『だまし絵』展については、過去にも、似たような展示会を観ているので、そんなに期待もしていなかったのだが、意外にも面白かった。観客が多くて、その熱気に押されたからかもしれない。

西欧・米国のだまし絵と日本のだまし絵が紹介されていた。どちらも甲乙つけがたいが、西欧・米国は、絵画手法をフルに用いた、だましの意図がはっきりしているものが多く、若干、皮肉を込めている。

基本的に、テクニカル重視だが、人間の持っている常識を、裏側から見たようなものが多い。ただ、西欧文化がわからないと理解できないものも多く、その部分は楽しめない。他の西洋画同様、これらの鑑賞は難しい。

日本のものは、全体と部分、過去・現在・未来が同時に存在するという遊び心とユーモアが多いと感じた。例えば、画面から飛び出しそうな幽霊像の裏には、仏教・儒教・道教が反映されているのだろう。現世の存在の錯覚を指摘しているようにも捉えられる。

霊魂は、そこら辺に漂っていると示しているようにも見える。確かに、怖そうに描かれているのだが、そこには生きる人間に対する優しさが含まれているように見える。だまし絵も、使い方では、意外な効果を生むようだ。

*追記

それにしても、だまし絵は、さらっとという鑑賞は難しい。多くの絵の前で、人々は立ち止まるため、鑑賞には時間を要した。入口で、鑑賞用音声ガイドを有料で貸し出しているので、それを借りて解説を聞きながら、鑑賞した方がいいかもしれない。

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