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2009年10月23日 (金)

日本の財政改革に対する訓言

日本の財政改革には、省益の排除が必要で、そのようにして、予算を削減しなければならない。鳩山首相が『老子』の言葉で、その考え方を披露されていたが、どの部分を指しておられるのかはわからない(*注)。そのような解釈をしておられる方がいるのだろうか。

むしろ、日本の財政における訓言としては、耶律楚材の言葉(*参考)の方が適切であろう。ただ、日本の財政は、それ以上に財政支出を減らさなければならないほど厳しい。そこに長年、浪費してきた自民党政権の大きなツケがある。

*参考 耶律楚材の言葉

  一利を興すは、一害を除くに如かず。

  一事を生ずるは、一事を省するに如かず。

各省庁の「省」は、そういう意味が含まれていることを官僚たちは忘れてはならないだろう。足し算で数字を積み上げるだけなら、小学生でもできる。彼らに求めているのは、そういうことではなかろう。省いたり、減らすことは、誰かに苦痛を与えるものだ。それを説得して、初めて、仕事をしたということになる。

ということは、国民一人一人も、甘えを捨てなければならないということだ。つまり、例えで言えば、たくさんのグルメ食品を与えられてきたが、それは一部の人々に対してだけかもしれないが、ある日、リストラされて、所得が急減したから、明日から粗食にしろ、と言うようなものなのだ。

人々は、日に日に贅沢になっている。人々にそれを元に戻せと言うのは大変なことだ。だが、そういうことをやるのが政治家であり、官僚だ。それには、十分な説得と理解が得られるような情報公開が大切だ。

*注

強いて、引用された部分として考えられるのは、『老子』第22章あたりだろうか。であれば、老子の言いたい趣旨とは、異なるのだが。まあ、いろんな解釈で流布しているので、多少、混乱が見られる。趣旨としては、一定範囲で、増減する自由自在の予算づくりを、という考えかもしれない。

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