期待はずれ
期待が大きいと、失望する確率は高い。それはサービスに対して、よく言われる。人間の心理は微妙なものだ。それでは、なぜ期待してしまうのだろうか。いろいろな要因がある。他者の推薦、評判。広告もそうかもしれない。そういうものを一切遮断することは、現代社会では難しい。
さて、その最近の期待はずれは、映画『わたし出すわ』だ。先日、観に行ったが、どうも前評判ほどではない。シナリオが弱いし、内容がイマイチ。仕上がりも、安く上げたのか、手抜きがわかる。函館をロケに使ったらしいのだが、その印象も弱い。
なぜ、そう感じたのだろうか。多分、お金をテーマとしたものなのに、さらっと描きすぎているのだろう。それが関西人には、食い足りない。関西出身の監督なら、もっとどきつく描いただろう(たとえば、『難波金融道 ミナミの帝王』)。お金をテーマとした映画は、関西人が望ましい(笑)。
今回の映画の内容なら、テレビドラマとしても難しい。可能性のあるのは、舞台で小雪が一人芝居したら面白かったかもしれない。あるいは、朗読劇か。そう考えると、安易な映画作りに対する警鐘になりうる。監督の道楽で、映画を作られては、観客としては、堪らない。
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