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2009年11月29日 (日)

落し物の記憶

傘などの忘れ物は、若い頃よくやったが、最近は、注意しているので、あまりない。落し物となると、ほとんど記憶がない。強いて落し物の記憶と言えば、震災後、間もなくして、財布を落としたことが一度ある。

警察に届け出ると、届いていた。入っていたものは、千円札2枚と小銭という小額のお金とスーパーのポイントカードだったと思う。当時から、ビンボーだったのだ(苦笑)。警察官から、いろいろ確認の質問があり、届者に、お礼を言うように言われて、戻ってきた。

金額は、少なかったので、謝礼は必要ないとのことだったが、電話でお礼を言うのも失礼かなと思ったので、お茶菓子を持って、訪ねた。そこは仮設住宅で、少し年配の人だった。その方は恐縮していたが、当時の厳しい状況であっても、財布が届けられていたことに少し嬉しかったことを記憶している。

財布は、ぼろぼろ直前だったが、少し思い入れのあったもの。戻ってなくても仕方なかったが、戻ってくると、やはり嬉しい。今は、使っていないが、記念に取ってある。まだ使えないこともないので。でも、ずっと使わないだろうな。

さて、新聞報道によると、スケッチブックの落し物が届けられ、新聞記事になったことから、落とし主が判明して、無事、本人に戻ったとのこと。スケッチブックのようなものであっても、ちゃんと保管されていたのはよかった。

75歳の女性が、スケッチに行って、帰る途中、車から落とされたようだ。まだ白紙のページがあり、今後もイラストを描かれるようだ。流風だったら、下手な絵しか描けないだろうから、恥ずかしくて、申し出ないだろうな(笑)。

でも、お金と違って、見落としがちだが、落とした人にとっては、スケッチという行動プロセスの結果は大事なものかもしれない。そういうことを察して、落し物を届けた人の優しさがいい。日本も、まだ捨てたものではない。

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