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2009年12月26日 (土)

エネルギーを消費しない住宅

住宅エコポイントが政府の新政策としても採用されるようだが、家電エコポイントよりは、ましな政策かもしれない。もちろん、これだって、本来、業界が仕組めばいいことなのだが、残念ながら、業界をまとめることができる人物が不在なのだろう。

住宅エコポイントの政策内容は、密閉度の高い住宅を志向しているようだが、極めて疑問が多い。というのは、そもそも、環境問題で、省エネルギーとか、脱化石燃料とかが話題にされるが、これらはいずれにせよ、エネルギーを生産して、消費している。

省エネルギーは、既存の燃料システムのエネルギー消費を少なくしようとするものだし、太陽光発電も、脱化石燃料は評価できるが、これもエネルギー消費を前提としている。これらのやり方は、やらないよりましだが、根本的な解決につながらない。

となると、地域で、気候条件の違いを考慮しながら、エネルギーを極力消費しない住宅が求められる。基本は、兼好法師じゃないが、夏を基準に家を建てるべきなのだろう。そして、家が呼吸する住宅にする。夏にクーラーなど不要な住宅をまず考え、冬の寒さ対策だけ講じる。

例えば、現在は、都市部では、住宅が建て込んでいる場合が多いが、まず、これを制限すべきだろう。家と家の間に十分、空間を取れば、少なくとも、温暖地では、夏はクーラーの不要な住宅が可能であろう。建築基準法の見直しが必要だ。そうなると、都市部に一戸建ては、難しいかもしれないが。

となれば、省エネルギーを考えなければならないのは、冬場ということになる。脱石油として自然エネルギーを考慮するとしても、エネルギーの消費を最小限にする必要がある。呼吸する住宅では、冬は、隙間を小さく調節できる機能が必要かもしれない。そして、現代的には、これからの住宅には、湿度と温度と風量と酸素濃度の自動管理が求められるかもしれない。

*追記

建築は、伝統工法の再評価が大切だ。家の造りにしても、最近は、密閉型の住宅の普及が著しいが、これは家が呼吸できない。止む無く、空調等の利用が必要になる。そのため、エネルギー消費が増える。これは環境に反するものだ。

昔の家は、部屋の周りに廊下があった。廊下と部屋の間には、障子や襖があった。それらを開閉したりして、温度・湿度調整された。建具も呼吸するから、適度温度・湿度に保たれたものだ。呼吸する住宅というコンセプトは、エコを考えるなら、今後、もっと検討されるべきだろう。

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