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2009年12月11日 (金)

ビジネスを動かすには その二(ずぼらの進化)

ビジネスを活性化するのは、民間の知恵。決して政府ではない。国や行政への依存体質の高い企業は、早くその意識を脱しよう。

今回のテーマは「ずぼら」。かつて「ずぼら・マーケティング」と言われたことを地道に実践しているところは、現在も繁盛している。人間、誰しも、楽して、結果を得たい。真面目もいいけれど、ずるしたい。

例えば、保育園需要も、その典型。母親たちは、いろいろいい訳を見つけて否定するだろうが、楽したいための育児放棄の一種。育児は、育児を、それなりに楽しめばいいが、それが出来ない人には苦痛。彼女らは、「母親になる教育」を受けていないからね。

ただ、人間、楽な方向に流れるのは自然の流れ。保育も、かつては大家族制度で、誰かが面倒見てくれたし、近所の人も気軽に預かってくれた。今は、地域社会で孤立する核家族の弊害が出ている。そういうことを見越して、保育園ビジネスをやったところは成功しているし、ずぼら・マーケティングはここでも生きている。

また食品業界の中食も、昔からある、ずぼら・マーケティングの結果だ。料理の手抜きは、女性の特権。いかに楽して、料理を提供するか。毎日料理を作る主婦は、料理好きな人を除いては、いかに楽するかという志向。

弁当にしたって、最近出ている安いものを見れば、料理はストレス発散で楽しいが、時々自分で作るのが空しくなることもある。毎日、弁当を買わなくても、たまには買いたくなる中身だ。安心なものかは疑問が残るが、ずぼらしたい気持ちはどこかに潜んでいる。

買い物はネットで、という方も多いだろう。買い物に行けば、交通費がかかる。配達料を負担しても、ペイするという考えだろう。それに時間も節約できる。手が離せない小さい子供を持つ家や、高齢で買い物に行くのが辛くなった人々には、特にいい。それに天候も関係なしだ。

但し、今は、配達は、食料品を除けば、何日かしてからだ。配達日を連絡してくるものもあれば、そうでないものもある。やはり配達日は事前にはっきりしておいた方がいい。きめ細かさは大切だ。

また最近は、テレビから離れると自動的に画面が休止し、再度近付くと画面が現れるものもあるらしい。これなどは節電を意識したものだろう。いちいち、テレビを切るのを自動でやってくれる。トイレも、自動で水を流してくれるものもある。これらは、人間を馬鹿にする道具と言えないこともないが。

さあ、今後は何が流行るか。自分の周囲にある「ずぼらしたい」要素を、「見える化」すれば、ビジネスのネタは、転んでいる。かつて、先人は、商売のネタは、道に落ちていると言ったが、案外、身の回りに落ちているのかも。

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