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2010年1月11日 (月)

仕事を変更するということ

昔、中国に、韓安国という人がいた。最初、梁国に仕えたが、前漢に使者に行ったことから、後年、認められ、漢に仕えた。ただ、まったくもって流転の人生であり、その浮沈は大変激しい。韓非子を学んで、合理的な考えを進めようとしたことが、禍を大きくしたのかもしれない。

すなわち、献策は当たることもあれば、外れたこともある。他を押しのけて、目立つ仕事は、成果が出た時はいいが、他者から嫉妬を買ってしまう。だから、逆に失敗すると、誰もかばってくれない。結局、失脚することにつながる。その彼が、次のことを言っている。

「現在の利益に百倍する利益がなけれは、その業を変えてはならぬ」と。

これは自省の弁なのか、どのような理由から発したのか不明だが、流風には、ちと耳が痛い。いろんなことに関心を示して、結局、十分な成果を上げられなかったことがあるからだ。かつて、上司に、お前の仕事は道楽だと言われたことがある。

このブログでも、「日々の風」としているが、思考がその日任せになりがちだ。確かに、それ自体は楽しいが、全体として見れば、まとまりがないかもしれない。岡目八目ということはあるかもしれないが。

少し意味は違うが、仕事は、一意専心でなければならない。ちょっと、よそ見して、あれがいい、これがいいと言ったところで、所詮、確かな知識も経験もない。やはり仕事は、一つのことを、やり続けることが大切なのだ。そうすれば、知識の積み重ねと経験でノウハウが蓄積される。

自分の携わっている仕事は、あまりよく見えないものだが、他者から見ると羨ましいものかもしれない。つまり、ある程度、経験を積み重ねた仕事には、ノウハウが凝縮されており、自信を持ってよいということだ。あれもこれもと思わず、今の仕事を掘り下げることが重要だ。

これは経営者にも同様のことが言え、今の仕事が苦しいからと言って、安易に他業種に進出してはいけないということを示している。まずは今の仕事の見直し・掘り起こしが求められる。

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