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2010年1月 6日 (水)

若い時の貧乏

若い時は、給料が安いから、生活は大変だった。ただ、子どもの頃から、質素な生活だったので、それほど苦痛ではなかった。むしろ、自分の働きで、所得が得られることの方が嬉しかった。

だが、最近の若い方は、子どもの頃から、結構いい暮らしをしている。そして、不満を言っている。恵まれた環境で育っているからだろう。親も、知らず知らず子どもに贅沢させている。人間、一度、贅沢の味を知ると、それを落とせない。そういうことを親子共に理解していないのだろう。

ところで、新卒の就職できない人々がかなりいると聞くが、本当に就職できないのか。就職できない理由はいろいろあろう。確かに国内の経済状況は、あまりよくない。大企業の新卒の採用枠も減っている。

でも、言い訳を作るのは簡単。もっと、いろんな企業に挑戦しようよ。就職浪人しても、企業は評価しない。年嵩の行った人間は、雇うのが難しい。本当は、浪人した大卒(留年も)も、採りたくない。企業側の論理を理解しているのだろうか。

大企業の求人倍率は低い。でも、選り好みしていないか。親の意見に左右されていないか。初任給で選んでいないか。同じ地域で、就職活動をしていないか。業種、職種を選び過ぎてないか。自立精神が欠けるのではないか。

さて、日銀総裁まで出世した池田成彬は子どもの頃、貧乏を経験している。だから、戦後のタケノコ生活にも耐えられたそうだ。彼は35歳で結婚しているのだが、家財は何もなかったそうだ。借家に家具もなく、瀬戸物の火鉢と一張羅の服があるだけ。

だから、その後、順調に行っても、いつも、いざとなれば、あの生活に戻ってもいいという覚悟が出来ていたという。よく叩き上げの経営者がよくいう言葉だ。事業がうまくいっていても、急に逆展開することもある。その時、ああ、今までは夢だったんだ。また前の貧乏生活に戻ればいいや、と思うと、不思議と力が出て、またうまく回転する時がある。

人生、夢と言えば夢。いいことも、悪いこともある。普段から質素な生活を心がければ、何も恐れることはない。若い時、給料が安くて、大変でも、一所懸命いろいろ経験すれば、それは血となり肉となる。若い人は、仕事を選び過ぎないようにしてもらいたい。

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