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2010年1月14日 (木)

一つの意見は、すべてを代表するとは限らない

マスコミは、海外の情報の流し方を、ずっと間違っている。すなわち、マスコミは、よく海外のある国の、ある人物が発言したことを、その国を代表する意見のように、伝える。だが、実際は、そうでないことの方が多い。どの国にも、様々な意見があり、一つの意見で集約されることは、むしろ稀だ。

残念ながら、最近のマスコミ報道は、基本的に、政治・外交問題、経済問題で、特にひどく、その点をきちんを弁えていない。情報の入手経路が偏っているのだ。ただ、某国のA氏は、こう語った、あるいはB氏は、こう語ったと報道し、それがまさに、その国の意見のように報道する悪い癖がある。むしろA氏やB氏は、その国の少数意見であることは、しばしばだ。

今の日本のマスコミの報道は、情報の入手経路が少なく、情報が偏っており、その結果、質が低い上に、その限られた情報内容のチェックも甘く(*注)、ある国の限られた人物の偏った意見しか報道していない。それは国際的政治判断を歪めるものである。

今一度、「一つの意見は、すべてを代表するとは限らない」ということを再認識して、発言の裏にあるものを十分理解して、その思惑がどこにあるのか、精査して、情報を流してもらいたいものだ。それには、多様な情報の入手経路の確立が必要だろう。

*注

マスコミは、発言者の裏にあるもの(思惑や情報操作等)を把握しつつ、その国の多様な意見を収集して、分析して報道する義務がある。もし、それができないのなら、時事報道はあきらめてもらいたい。時事報道は芸能報道ではない。それが区別できないところに、時事報道の権利を委ねることはできない。

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