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2010年2月20日 (土)

『長尾和』展を鑑賞

先日、神戸ゆかりの美術館で開催されている『長尾和』展を鑑賞してきた。彼の作品は、地域と自然、そして、そこに住む庶民の生活を描いている。全体的に、素朴な味わいで、好感が持てるものばかりだ。

描き方は、ぼかしながらも、その表現は明確だ。そこに何気ない生活の奥深さを感じる。この画家は、どこにでもある人々の生活を愛していると思う。そして、生活の匂いもするのだが、文化的でもある。冷めてはいないが、客観性がある。

展示されているのは、62点だが、その内25点は、彼も被災した阪神淡路大震災時での、各所で描いたものだ。ああいう事態では、画家の表現は、瞬間芸だと思うが、その瞬間をうまく切り取り絵にされている。

それは、画家にとって、むしろ平時より描きやすいのかもしれない。それぞれが震災というエポックの後でありながら、緩和を伴う不思議な空間になっている。それはそれは微妙な空間になっている。それは彼の祈りに近い優しさなのかもしれない。

いずれ、またの機会に鑑賞したいものだ。2010年3月30日まで。

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