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2010年2月 4日 (木)

憂慮すべき伊丹空港問題

国土交通省が、大阪府知事の意向を受けて、伊丹の利益を関空に入れ、将来的に伊丹を廃港とする考えに傾いているという。しかし、これは大きな誤りであろう。以前にも触れたように、関空は、アジア全体に対する窓口空港にすべきで、伊丹とは基本的に役割は異なる。

伊丹に近郊外国に対する飛行機を飛ばす役割を担わすのもおかしい。関空は、国際空港の位置づけとして、徹底すべきで、伊丹は国内空港として徹底すべきだ。基本的に、これらの役割の分業が中途半端では非効率この上ない。

その上で、実質破綻している関空に対する支援を確立すべきだ。一地方の声の大きい首長の声だけを取り入れる国土交通省の考え方に問題がある。もっと、世界的視野で、空港の位置づけをするべきであろう。

結局、問題なのは、羽田、成田、名古屋、関空、福岡における国際路線の振り分けが大きな意味を持つ。羽田、成田は西欧諸国対応、名古屋は西欧・アジア半々、関空、福岡は、アジア諸国対応のように明確に、その役割を分けるべきだろう。

そして、国際空港と地方空港の役割分担を明確にすべきだ。羽田を除けば、国内路線をそれに絡めるからややこしくなる。国内空港の分野に、国際空港は、絡むべきではない。これからの国際交流や人の移動を総合的に考慮に入れれば、伊丹廃港という考えは出てこないはずだ。そして、伊丹も「国際空港」の看板を早く下ろすべきだろう。

*追記

大体、国土交通省が、伊丹から1000km超の航空機の運航を関空に移動させたところ、利用客が急減した実績がある。その影響で、北海道への関西からの観光客が急減している。地元経済は打撃を受けているそうだ。

机上で考えた案は、その通り運ぶわけでもない。関西人は、シビアであることを忘れてはならないだろう。便利で安くなければ、いかに関空に運航を集中させたとしても、失敗し、借金の上塗りをするだけだ。

そして、関西経済は、さらに地盤沈下して、荒れていくだろう。それが国としての戦略なら仕方ないが。橋本知事も、ブレーンにしている、東京の学者に煽られて、大阪人でありながら、そのことを全く理解してない。彼の支持率が高いというが、支持率が高いから、関空を利用するとは限らない。関空は、とても不便な地にある。それを無理して使うことはない。それが関西人というものだ。

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