« ビジネスを動かすには その八(百貨店業界) | トップページ | スポーツ指導者の資質 »

2010年2月12日 (金)

春の夜の歌

どうも気温の変動が激しい。急に寒くなったり、そうかと思えば、4月の暖かさになったりで、体調維持が大変だ。これが春なのだろうか。だが、いずれ、暖かい日が続くようになるのだろう。春先というものは寒いものだが、いずれ暖かくなると思うと、気持ちは軽い。それが秋との違いだろう。

でも、感傷的な詩もある。李白の詩に、『春夜洛城に笛を聞く』というものがある。それは次のようなものだ。

  誰が家の玉笛か 暗に声を飛ばす

  散じて春風に入って 洛城に満つ

  此の夜曲中 折柳を聞く

  何人か 故園の情を起こさざらん

解釈としては、次のようだろうか。

 「どこの家で吹いているのだろうか。笛の音が聞こえてくる。春風に交じって、洛城に満ち満ちている。今夜流れてくる、この曲の中に、“折揚柳”という調べを聞いた。この曲を聞くと、誰でも、故郷を思う心が起きることだろうよ」と。

この詩の裏には、ずっと前、故郷を出る時、「折揚柳」曲と共に送られたが、いつか帰ろうと思いつつも、あっという間に月日が経ってしまった。ああ、故郷が懐かしいことよ。あの時、送ってくれた人は、どうしていることだろう、と意が隠されている。

送ってくれた人というのは、女性という意味も含まれているのだろうか。お互い、想いはあったものの、伝えられず、今に至っているというニュアンスあり。皆さん、とりあえず想いは伝えましょうね(笑)。女性のみなさん、バレンタインデーは、もうすぐですよ。結果を考えたら駄目ですよ(笑)。

また、脱線してしまったが、詩の中にある「折柳」とは、「折揚柳」の曲のことで、昔、人を送る際、柳の枝を丸く曲げて円にして、また帰ってきて、お会いできることを楽しみにしているという意を示した。

そういうと、春になれば、この時期、卒業、進学、就職、転勤あるいは退職などで、人々の移動により、いろんな別れがある。それぞれの別れで、人々は感慨深くなる。でも、別れは、終わりであり、始まりでもある。それでも、懐かしい人とは、つまるところ、ぐるっと回って戻ってくることを期待したいものだ。そして、新しい出会いに期待しよう。

|

« ビジネスを動かすには その八(百貨店業界) | トップページ | スポーツ指導者の資質 »

古典文学・演芸」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ビジネスを動かすには その八(百貨店業界) | トップページ | スポーツ指導者の資質 »