« いつまでも、待ってはくれない | トップページ | これからの学卒者の選択 »

2010年3月23日 (火)

人を使いこなすということ

報道によると、某国の某大臣(笑)は、部下への指示が細かいらしい。自分で何もかもしないと納得できないのだろう。彼は、企業で言えば、係長クラスが、抜擢されて重役になったようなものだ。組織の動かし方は理解していないかもしれない。

その結果、子ども手当という法律の制度設計が十分でない。官僚は、大臣から指示がないから、放置しましたよ、と言っているようなもの。迷惑なのは、国民だ。官僚のかつての暴走は、政治家が何もかも、官僚に丸投げしたからだが、そうかといって、官僚の仕事を縛ってしまっては意味がない。

国家としては、それでは困る。昔の話でも、子産という人が、ある国の政治を取り仕切っていた時、彼は民間に起こっている様々な状況に耳目を集中して、部下にいろいろ指示していたという。だが、こういうやり方で、国を治めることは不可能に近い。

やはり司、司で、それぞれの専門家に任せた方が効率がいい。もちろん、そのためには、政治家は、方向性は指示せねばならない。そういうことをやって、大なる目的を達成するのが、政治家だろう。政治主導と言っても、任せるものは任せなければならない。

自分の知や智は限られたものだ。目的、目標を明確にして、広く衆知を結集して、それを達成する知恵を出すことを努めさせ、仕組みを作れば、流れはできる。そのようにして、意識面から、人材を育成していけば、多くの物事はなる。

某大臣は、心身ともに疲れて、ぼやけた政治しか行えなくなる危険性がある。早く気付いて、やり方を修正すべきだろう。地位は人を作るというけれども、本人の意識をまず変える必要がある。

*参考文献 『韓非子』

|

« いつまでも、待ってはくれない | トップページ | これからの学卒者の選択 »

経営関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いつまでも、待ってはくれない | トップページ | これからの学卒者の選択 »