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2010年4月11日 (日)

水仙に雨~落語『竹の小仙』

本日は、昨日と打って変わって、朝から雨だ。早朝から、ザーザー降って、今日は外出を控えようか。冷蔵庫を見ると、野菜が少し増えすぎている。ちょっと料理をして、減らさなければ。いつものようにポトフを作る。後は、里芋と大根の煮たもの。夕食は、豆ご飯にしようか。

いつもは野菜の皮とかは、健康スープをつくるのだが、少し多すぎるので、堆肥に回す。少し雨が小雨になっている。そして、目に入る水仙の花。本当に、雨に打たれても、しっかり咲いている。あんたは、打たれづよいね(笑)。

水仙が雨の中で、しっかり咲くのは、やはり、その名前の通り、水が好物なんかもしれない。その点、クロッカスは、雨の日は、確実に花弁を閉じるのとは、対照的だ。

さて、今まで、水仙に関する記事は、いくつか記したが、今日もう一つ。左甚五郎の話。彼は本当に天才肌だったらしく、気分が乗らないと、仕事はしない。気分が乗らないと、ノミを手にしない。請けた仕事は、するにはするが、いつ完成するかは、彼の気分次第。今でも、天才肌の芸術家は、そのようです。

その彼の話で、落語『竹の小仙』というものがある。事実かどうかはわからない。彼に関しては、いろんな尾ひれがついて、流布している。それほど、注目され、庶民に人気があったということだろう。

話は、一文無しで、藤沢の、ある寄屋に宿泊し、毎日、朝昼晩に酒一升飲んだ末に、宿代を催促されるが払うあてがない。仕事が彫刻と聞いて、何かできる物はないかということで、竹を細工した水仙を作る。

それを竹筒に入れて、大黒柱に掛けて、昼夜水を取り替えろという。店主は、こんなものと思ったが、今さら仕方ないと思い、その通りにすると、やがて水仙の花が咲いた。これにはびっくり。

甚五郎は、店主に、「町人なら五十両、大名なら百両で売れ」と言う。それに、「ビタ一文負けてはならない」と付け加える。それで、その通りにすると、長州の殿様、毛利大膳太夫に、お買い上げ。もちろん、この水仙には、何らかの仕掛けがしてあったことは間違いないだろう。水を加えるのがポイントで、あながち、出鱈目な話でもなさそうだ。

流風家には、甚五郎の作品は、もちろんないが、自然の水仙が、目を楽しませてくれる。やはり自然の水仙が一番。これ、お金のない者の負け惜しみじゃありませんよ(笑)。

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