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2010年6月 9日 (水)

富貴名誉ということ

ガーデニングをしていると、わかることがある。すなわち、地植えした花、鉢植えした花、花瓶に切り花したもの、と、それぞれに味わい深いものがある。どれが好きかは、人それぞれだろう。

このことを、富貴名誉に譬えたものがある。それは『菜根譚』で、次のような言葉が記されている。

 富貴名誉の、道徳より来たるは、山林中の花の如し。

 自らこれ舒除繁衍す。

 功業より来たるは、盆檻中の花の如し。

 すなわち遷徒廃興あり。

 権力を以て得るもののごときは、瓶鉢中の花の如し。

 その根植えざれば、その萎むこと立ちて待つべし。

少し見慣れない文字があるが、大体のことは誰でもわかるだろう。蛇足的に記すと、次のようになる。

「富貴名誉を徳望によって得たものは、山林の中に咲いている花のようだ。これらは、根をしっかり張っているので、それぞれの環境条件によって、程度は違うが、時間をかけて、ゆっくり繁茂していく。

富貴名誉を功績によって得たものは、鉢植えの花のようだ。時により、他所に移されたり、入れ替えされる。それゆえ、いつまでもというわけには行かない。

富貴名誉を権力によって得たものは、花瓶の切り花に過ぎない。根付くことがないので、時間の経過と共に、枯れていく。儚いものだ」と。

地位も名誉も、お金もない流風にとっては、関係のないことだが、若い人たちの中で、富貴名誉を得られたら、以上のように考えておけば、いいだろう。

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