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2010年7月23日 (金)

恋風

このブログでも、たびたび取り上げている、恋愛の情を示した『閑吟集』の微妙な言い回しは、やはり面白い。もちろん、謡曲『恋重荷』のように深刻なものも、取り上げているが、今回は、女性の立場で、若干軽い表現のものを。

  恋は 重し軽しとなる身かな

      重し軽しとなる身かな

          涙の淵に浮きぬ沈みぬ

相手の、ちょっとした言動や態度に、一喜一憂する気持ちが出ている。まあ、恋というものは、そんなものだろう。不安定なものだから、恋なのだ。安心してしまえば、恋とは言えなくなる。それは恋の終焉と言える。

  恋風が 来ては袂に掻いもとれてなう

      袖の重さよ

         恋風は重いものかな

人を想う気持ちが、うまく表現している。あの人を知らなければ、もっと気楽に過ごせたものを。後悔と嬉しさが交差している感じを表している。

また、回文で、こういうのもある。

  きつかさや よせさにしさひもお

    思ひ差しに差せよや盃

回文というには、少し苦しいかな(笑)。前半では意味不明。よく芸能人が、言葉をひっくり返して言うのと同じ。それが少し長い。意味は、好意ある人には、盃をさす、ということ。よく宴会で、女性が好意のある相手の横に座るというのは、よくありますよね(笑)。まあ、横に座れば、嫌な奴でも、あまり邪険にしないことです(笑)。

以上、大体、女性の視点で描いているが、男も、対応方法として参考になるだろう。時には、恋風に吹かれるのもいい。まあ、風の向きはすぐ変わるので、要注意だが(笑)。

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