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2010年8月30日 (月)

理紀之助の『常道』その七

今回の理紀之助の『常道』の言葉は、次の通り。

「万事勝つことを望まず、負けざるを心掛くべし」

勝負事で、勝ちにこだわると、落とし穴がある。勝ちが、たまたま連続して調子に乗ると、致命的な怪我をする。これらは先人が経験的に習得したことだ。『孫子』をはじめ兵法書には、勝ち過ぎることを戒めている。

よって、勝つことより負けないようにすることが堅実なやり方だ。負けないようにする方法はいろいろあるが、秀吉が、囲碁の名人と対局した時、真似碁をしたところ、勝てはしなかったが、なかなか負けもしなかったのも、一種、通ずる話だ。

囲碁の世界では、最終的に、勝敗は決するが、現実の世界では、完全な勝ちもないし、負けもないと考えておいた方がいい(勝ちに見えたり、負けに見えたりすることはある)。であれば、勝つことは望ましいかもしれないが、勝負は繰り返すと考え、勝ち続けることには、こだわらず、負けないようにし続け、体力を温存し、生き残った方がいい。

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