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2010年9月30日 (木)

求められる中国の誠意

米国では、交通事故を起こしても、絶対自分は悪くないと言い張るらしい。そして強い弁護士を雇うと、彼らは、黒でも白と言い張り、無罪を勝ち取る。弁護士大国米国ならでは、と皮肉られてきた。すべて金で解決できると考えるやり方は、あまり感心できないが、それが米国の文化なのだろう。

どうも、中国外交も、それに倣ったらしい。尖閣諸島沖の事故は、中国漁船の過失は明らかなのに、それを認めようとしない。海上保安庁が船長を逮捕して、大騒ぎするのは、あまりにもみっともない。そして、即時解放をもとめたことも、法治を全く理解していない行為だ。

それに尖閣諸島に領土問題はなく、日本の領土であることは明らかで、かつて中国も認めていた。この事件に、それに絡めるのも、中国外交当局も、あまりにも姑息だ。このような犯罪行為を捻じ曲げるやり方は、多くの日本人を反中・嫌中に押しやっている。

流風のように比較的中国文化に好意を持っている人間でも、今回の事故対応に、中国首脳の対応は、嫌な感じだ。外交に、芝居や演技が含まれるとしても、深みがなさすぎる。まるで、ごね得を目指す三流国の外交官のやり方だ。

確かに、過去のトラウマから、中国は防衛線を拡大したい気持ちはわかるが、そんなことをすれば、周辺国家とトラブルを起こすだけだ。そこにどれだけ、彼らの国益があるのだろう。

海底資源に期待しているとの報道もあるが、いずれ海底資源開発は世界で環境問題で禁止されるだろう。海洋資源は、世界の資産であるからだ。それらに悪影響を及ぼすことは避けねばならない。それを無理に開発するのは、大きなリスクを抱えるだけだ。

むしろ、資源などは、自国だけで調達しようと考えないことだ。日中が協力すれば、多くのことは解決できるであろう。そして、日中で、経済的に補完関係を強めれば、それが最終的には、中国の防衛につながることを理解すべきだ。今回は、中国が誠意を示すべきだろう(海上保安庁船の被害の修理代の負担)。

そして、いつも言われていることだが、日中間では、コミュニケーションに深みを持たせて、もっと多様なレベルで交流を深めて、相互理解に努めるべきだろう。

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