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2010年9月 6日 (月)

西鶴の「身過ぎ」その一

今回から西鶴の「身過ぎ」に関する言葉を挙げてみよう。「身過ぎ」とは、最近では耳慣れない言葉だが、要するに世渡りのこと。辞書には、「暮らしを立てていくこと」とあるが、もう少し深く考えたもの。

今回挙げる言葉は、次のもの。

  「人間の堅固なるが、身過ぎの元なり」

世の中、いろんな人種の考え方の持ち主がいる。楽しい人、調子のいい人、真面目な人、頑固な人等、色々である。その中で、西鶴が世渡りで大切なのは、堅実な人であるとしている。

堅い人というのは、確かにつきあいにくいが、間違いが少ない。面白くないといえば、そうだが、長期的に見れば、噛めば噛むほど、味の出る人だ。長い人生では、そのようなタイプが無事だ。

最近の女性は、軽くて、柔かくて、優しい人を望む傾向が強いが、短期的には楽しいかもしれないが、長期に付き合う相手ではないと知るべきだろう。異性、同性にかかわらず、付き合う相手は慎重に選んだほうがいい。

仕事的には、目立ち屋、一発屋、派手好きより、堅実に確実に仕事をこなし続けてくれる人材の方が企業にとって有難いのは明らか。スタープレイヤーは否定しないが、永遠にスタープレイヤーであることは難しい。

一歩一歩確実に歩む人間が望ましいと、西鶴も、作品を作るため、多くの人々の事例を観察して、認識していたのだろう。

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