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2010年12月24日 (金)

多言をしないということ

話好きの人は、楽しい方が多いが、余計なことをしゃべり過ぎる傾向がある。その結果、失言につながることもある。今年も、不必要なことを発言して、大臣の椅子を追われた議員がいた。

人間には、常に、誰かに知って欲しいという欲求があるのかもしれないが、それも、程度問題。やはり、それなりの地位にある人や、影響力のある人は、発言を慎重にした方がいいかもしれない。やはり沈黙は金なのだ。

江戸幕府の重職にあった松平正信は、余計なことは、しゃべらなかったという。彼は、27年間、幕府の重職である奏者番(武家の礼式の管理者)を、一度の失敗もなく、勤め果せた。その秘訣を彼に尋ねると、多言せず、と言ったという。

要職にある者は、言葉や文章で、他人を傷つけ、損なう。それを避けるには、要らぬことを話してはならぬということらしい。よって、常に、組織の上位にある者は、慎重に言葉を選びながら話すことが重要ということになる。

確かに、発言による波紋を予測することは難しい面もある。更に現代のように情報社会では、少しの言葉尻を捉えて、あれこれ詮索される可能性も高い。より慎重に発言することが求められる。結局、中途半端に発言せず、沈黙を保つことが処世となる。

最終的には、日々の人間性ということが、ものを言うのかもしれない。しかしながら、人間性の表現は、もっと難しい。政治家にしろ、注目される人たちには、生きにくい時代かもしれない。それでも、要職にある人は、必要以上にしゃべらないことが大切なことには違いない。

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