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2011年1月31日 (月)

デフレ下の物価高

デフレの定義は難しいが、新聞等では、現在の日本の経済状況はデフレとしている。政府・日銀もデフレ脱却と言っている。ただ、デフレーションとは、物価が持続的に下落することを指し、通貨が収縮することだ。これは日本銀行が、いろんな理由があるだろうが、過度に物価を統制した結果とも言われている(*注)。

ところが、市場は確実にインフレが起こっているようだ。物価が上がりつつあるのだ。時々行く、雰囲気の好きな某喫茶チェーン店も、一部値上げするという。ここのコーヒーは、あまり好きではないが、新聞を読んだり、読書するにはいい。ハンバーガー系と比べたら高いが、場所代と考えたら、そんなものかなとも思う価格だ。父には贅沢と、たびたび叱られたが。

砂糖も上がるようだ。オーストラリアの災害の影響が大きいかもしれない。まあ、大量に摂取するものではないから、あまり影響はない。母に倣って、以前、特売の時に買った物が、まだ、たくさん残っているし(笑)。

食用油やドレッシングも上がるようだ。家庭で揚げ物料理はしないので、基本的に消費量は少ないので、影響はないが、店屋物(いわゆる中食)を購入するので、影響受けるだろう。ドレッシングはよく使うので、若干影響ありか。小麦粉も上がりそうだという。菓子パンは少し前から、価格が上昇傾向だ。砂糖の値上がりも続けば、更に上がっていくのだろうか。

最近は贈答用でもらうことが少なくなったタオルも値上がりしそうだ。タオルは、輸入品は安いものもあるけれど、肌触りはあまりよくない。タオルは日本製がいい。たくさん使うし、消耗品だから、値上りすれば、結構影響を受けるかもしれない。下着類も定期的に買い替えしているので、影響はある。

ガソリンも上がっている。車には乗らないので、影響はないが、地方財政厳しい折、公共料金の値上げはあるかもしれない。そうなれば、かなり影響を受けるのは間違いない。

こうして見ていくと、物価は確実に上がっていく。流通業界が、流通支配力で抑制しようとするだろうが、最早、不適切に価格を抑制することはも国としても望ましくない。長期のデフレが続いて、デフレの怖さを知ったのは、国だけでもなかろう。

適切なインフレは必要だ。そして、年収の適切な上昇も望まれる。賃金アップも必要だろう。ただスタグフレーションにならない保証もない。経営者も、難しい判断を求められる。

*注

もちろん、デフレの原因は日銀だけの責任ではないと思う。デフレの要因としては、次のものが挙げられる。

 一、労働力の安い海外品の輸入増加

 二、企業経営者の競争意識の過剰~低価格に捉われ過ぎ

 三、ネット化による中間流通のカットによる価格低下

 四、人口構成の逆ピラミッドによる購買力低下

 五、財政悪化による公共投資の削減

 六、政府による産業転換政策の遅れ

 七、米国の景気悪化による輸出産業の不振

そして、以上のようなデフレ化経済という環境変化を組み込まず、

 八、インフレ時代の厳しい物価抑制策を継続した日本銀行の政策ミス

ということになろうかと思います。

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