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2011年1月 9日 (日)

恩恵の厚さ

以前、ある大企業が初任給を高くして、新入社員を募集しているのを批判したことがある。どんな優秀な学卒も、企業で最初から戦力になことは難しい。単に技術的知識があるからといって、それが企業の必要な物を生みだすわけでもない。最初から給料が高いのはおかしいだろう。

やはり初任給は法律に抵触しない範囲で低くした方がいい。ある書(*注)にも、「恩を施す時は、最初は薄く、後になるほど厚くしていくほどいい」とある。こういうと、それは終身雇用を前提とした年功序列を意味して、現代の経営には相応しくないという人がいるかもしれない。

確かに、ある年齢に達すれば、実力主義にしないと組織がだれてくるかもしれない。しかし、それまでは、餅をつくように、人材を企業文化に沿うように育成しなければならないだろう。そのためには、徐々に給料が上がる方がいい。

最近は、ともすれば終身雇用が悪いように言われるが、終身雇用している企業の業績はそんなに悪くないだろう。一時的に悪化しても、しばらくすれば、盛り返す。やはり組織文化が発揮される企業は強いのだ。

今年の産業人の年賀でも、これから大切なことは「人材育成」という人が多かったが、今頃、気づいたかという感じもしないではないが、重要なことである。日本は資源は人材しかないと思えば、企業は人を粗末に扱わない。やはり日本的経営の復活が望まれる。

*注  出典は 『菜根譚』

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