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2011年1月17日 (月)

ボランティア元年になった、あの地震

本日、1月17日は、阪神・淡路大震災の起こった日だ。16年目になる。長い年月が経て、当時を知らない子どもたちも増えてきた。あの震災をどう伝えるか、いろいろ工夫されている方々もいる。だが、実際、体感しないと、あの恐怖感は分からないだろう。

できれば、一生、経験したくないが、日本という地震国では、避けられないことも事実だ。そこでは、地震が起こった後の対応が問われている。あの時も、地域の人々で、助けあったが、限界がある。そういうことが大々的に報道されて、全国から若い人々が一斉に被災地にやってきた。

世の中には、こんなに若い人がいるのかと思ったくらいだ。もちろん、当時は、ボランティアシステムが確立されておらず、無駄な行動も多くあったと聞くが、その気持ちは有難がった。被災者は、放心状態で、孤独になりがちだが、多くの助けてくれる人々がいて、自分は一人ではないと思った人は多いだろう。

これをきっかけで、全国にボランティアという日本では、あまり馴染みのない行動が、評価されるようになった。もちろん、ボランティアなどは金持ちで余裕のある人だからできると、冷やかに見る人たちもいる。

しかしながら、人間というのは、常に、上を見て、下を見て、バランスを取っている。お金に余裕がなくても、ボランティア活動をする人たちはいる。自分より厳しい状態にある人々がいると思って、自らを慰める効果もあるだろう。

そういう意味では、ボランティアは、他者を支援する意味もあるが、自分自身の心を救う意味もあると思われる。元々、日本人には相互扶助精神がある。戦後、衰えたと言われるが、あの震災をきっかけに徐々に芽生えていった。今後も、日本に、いろんな形でボランティア活動という新しい相互扶助の精神が根付くことに期待したい。

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