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2011年3月30日 (水)

義援金分配の公平性

阪神淡路大震災の時は、流風も震災後、皆が反対するのに、一部損壊した神戸のマンションに居て、1年くらい不自由な生活を余儀なくされた。その時、東京圏の方々とは、温度差を痛烈に感じた。マスコミの報道の流し方も、今回ほど熱が入っていなかった。マスコミは、東京に集中しているから仕方ないのか、とつくづく思う。

東日本大震災の場合は、東京に近いし、経済的なつながりも強いため、マスコミの論調は熱心だ。そして、NHKの某解説員は、西日本の支援が強く必要だと言い、西日本が何もやっていないような口調で話すのを聞いて、悔しくなった。あれが東京中心の思い上がりと言うものだろう。

さて、その話は置いておき、今回の震災の義援金の集まり方は、阪神淡路大震災の時より3倍のペースらしい。確かに芸能人・スポーツ関係の寄付の仕方を見ても、多くの方が参加しているし、非常に熱心だ。こういった流れは、阪神淡路大震災が作ったことは確かだから、ある意味、喜ばしいことかもしれない。

ところで、義援金の分配は、被災地で委員会が作られ分配される。別に、その仕組みにケチをつけることはない。多分、公平に分配されることだろう。義援金が被災者のためになるのなら、寄付した者としては、嬉しい。

ただ、各災害ごとに、義援金が分配され、その金額が大きく違うというのは、是正されねばならないだろう。阪神淡路では、被災者に平均で30万円程度(被災者すべてに渡ったわけではない。一部損壊者はなし)、雲仙普賢岳では、1700万円。この差は何か。それは被災者の数だという。これはおかしいだろう。

仮に地域によって被災の程度は違うとしても、全国一律の被災のランク付けをして、どの地域の被災であっても、あまり、その額に差は無いように仕組めないものか。そのためには、上限を設定して、残りの義援金を常に、基金として、どこかにプールする必要がある。

災害ごとに、寄付の集まりにぶれがあるとしても、プールしておけば、被災の程度に応じて、分配すれば、不平等は無くなる。義援金の分配も、そろそろ、そういうことを検討する時期に来ているのではなかろうか。

*追記

また寄付金の流れの詳細が公開されないと、寄付を集めている団体が不正を犯しているのではと勘繰られやすい。仮に基金を作るとしても、詳細な会計を年に4回定期的に公開し、ネットでは、月ベースでの公開をする仕組みも求められる。

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