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2011年3月10日 (木)

玄関の桃の花

今年の気候は、少し変で、寒さに逆戻り。朝の気温は、氷点下にこそ、なっていないが、大変寒い。三月も中旬になるというのに、困ったものだ。ただ、二月末に、花屋で買った桃の一枝を壺に入れて、飾っていたが、雛祭りの頃から咲き始め、その華やかな状況が続いている。

これは、まるで若いぴちぴちした女性の来客があったかのよう(笑)。若い女性同様、桃の花は、殺風景な家を明るくしてくれる。先月、生けた寒桜とは、違う趣だ。寒桜も、それはそれでいいけれど。

さて、『大学』に、次の『詩経』の一文が取り上げられている。

  詩に云ふ、桃の夭夭(ようよう)たる、

  その葉蓁蓁(しんしん)たり。

    この子、于(ここ)に帰(とつ)ぐ、

  その家人に宜し、と。

詩とは、『詩経』のこと。日本の万葉集のようなもの。万葉集は、『詩経』に擬して、作られたとも云う。詩の意味は、「桃の花は、若々しくて美しく、活き活きとしている。その桃の花を見ていると、桃のように美しい若い娘の嫁入りが想起されるが、あの娘であれば、先方とよく馴染んで、明るく、うまく家庭を切り盛りするだろう」ぐらいのニュアンス。

やはり桃の花は、ひな祭りに、相応しい。若い娘たちは、桃の花のように、のびのびと、華やかで明るくあって欲しい。誰かさんのように、いくら頭がよくても、若くして、老木のような雰囲気は、持って欲しくないものだ(笑)。

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