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2011年7月21日 (木)

漢詩『盗に問う』~国に巣食う者たち

国に巣食う者たちが、いつの時代もいる。国の仕事をしている振りをして、合法的に私服を肥やすのもそうだろう。そういうのを皮肉った漢詩がある。『盗に問う』というものだ。作者は、日柳燕石(くさなぎえんせき)。彼は幕末の志士だ。

  盗に問う 何の心ぞ 漫(みだり)に民を害すと

  盗は言う 我が罪 是れ纎塵(せんじん)

  錦衣繍袴 堂堂の士

  白日 公然 人を剥取すと

いつものように、解釈すると、次のようになるだろうか。

「盗人に尋ねた。「君たちは、なぜそのようにみだりに、良民に害を与えるようなことをするのか」。盗人は応えて言うには、「我等のやった罪は、ほんの小さいもので、高級品を煌びやかに身につけている、お偉方は、白昼堂々、公然と、民のものを奪い取っているではありませんか」

流風は、盗人の行いが正しいとは言わないが、現在の日本で言えば、政官財学が癒着していた電力業界は、国に巣食う者たちで、盗人以上の犯罪者であろう。それは、電力会社が、何の使命感もなく、経営努力を棚上げし、国民に節電を要求する政府・官僚・電力業界も同じだ。彼らが身を糺さない限り、民からの信頼は得られない。

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