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2011年7月17日 (日)

漢詩『塞翁が馬』

塞翁が馬は、中国の故事だが、それを日本で漢詩にしたものがある。災難に遭った時、そのように思うことで、心の負担を小さくして、心を転換させる心構えは大切だ。次に、その詩を紹介しておこう。作者は、松口月城。

  歎くを休めよ 吾身災厄頻りなるを

  天に偏愛なく 等しく仁を頒つ

  但看る萬事塞翁が馬

  禍福吉凶廻りて輪を作す

蛇足的に、解釈を示せば、次のようになるだろうか。

「自分の身に降りかかった災厄について、いつまでも歎くのは止めておこう。天に偏愛などあるわけがなく、誰に対しても公平だ。中国の故事「塞翁が馬」にあるように、何が幸で何が不幸か分からない。「禍福は糾える縄の如し」と言うように、吉凶は互い違いにやってくる。そのように世の中は回っているものだ(そのように考えたいものだ)」と。

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