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2011年7月19日 (火)

任せるべきものは任す

民主主義の原則は、基本的に合議で決めるが、メンバーの中に、何も分かっていない人がいると混乱し、何も進まない。よって「何でも民主主義」は弊害がある。ところが、人によっては、それが自分の専門領域でなくても、すべて把握していないと満足できない人がいる。

彼らの言い分は、議論に参加できないのは民主主義ではないと。しかしながら、中途半端に口を挟めば、余計にややこしくなるだけ。こういうケースで、議論が深まることは、ほとんどない。結局、本論とは関係のない質問を出して、意味のない時間を浪費するだけになりがちだ。

北条早雲も、そのようなことを戒めている。

 「数多まじはりて事なかれといふことあり、何事も人にまかすべき事也」(*注)と。

この一文にはいろいろ解釈があるようだが、流風は次のように解釈する。

つまり「専門でもない人が集まって議論すると、ああでもないこうでもないという意見が出てきて、いつまでも、議論が堂々めぐりして結論が出ない。それは、誰も責任を取ろうとしないからだ。よって、何事も、条件を付けて、その道に明るい人に任せるべきは任せるべきなのだ。その上で、決したことは、自分が(任せたことに)責任を持つようにすればいい(そうすれば、世の中は回っていく)」

*注

北条早雲家訓(『早雲寺殿二十一箇条』)より。

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