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2011年8月18日 (木)

益者三楽、損者三楽

益者三楽、損者三楽という言葉がある。「楽」は「ごう」と読み、「願い」の意味らしい(書籍によっては、「楽」を「友」とするものもある)。孔子が『論語』(巻第八)で語っているものだ。ただ日本では、様々に解釈されて流布している。流風から見ても、そんな解釈ではないだろうというものも多くある。中には、本来の意味からは遠いようなものまでもある。漢語を日本的に解釈してきたことは今も続いていると言ってよいだろう。

本来は、中国語も日本語も分かる人に再翻訳してもらった方がいいと思うのだけれど、残念ながら、それほど進展していない。流風も中国語が分からないので、ある書籍の解釈で、記してみる(岩波書店『論語』金谷治訳)。

それによると、「益者三楽、損者三楽」とは、「有益な楽しみが三種、有害な楽しみが三種」とある。具体的には、「礼儀と雅楽を折り目正しく行うのを楽しみ、人の美点を口にするのを楽しみ、優れた友だちの多いのを楽しむのは、有益だ。わがまま勝手を楽しみ、怠け遊ぶことを楽しみ、酒盛りを楽しむのは害だ」(一部、漢字に修正)と。

学生諸君も、夏休みも終盤に入り、「損者三楽」から抜け出すことが必要なようだ。まあ、これは一般人にも言えることだけれど。「益者三楽」は、どの程度を指すのか分からない。人の長所を口にするのは、いいことだけれど。ほどほどにね。

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