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2011年8月11日 (木)

状況判断の大切さ

仕事では、状況判断が大切だ。企業環境(市場環境、経営環境等)の状況は刻々と変化していくが、特に大勢を捉えることは、大きな意味を持つ。これを誤ると、徒労になることも多い。無駄な努力になってしまう。どんなに努力しても成果が上がらなければ評価されない。ビジネスは厳しい。

さて、関ヶ原の戦いに於いて、東軍・西軍の戦力は一応均衡していた。いや、むしろ西軍の方が優勢だった。家康は、諸将に物見に行かせ、西軍の分析をさせる。そして、そのほとんどの報告は、「敵方の軍勢は、9万から10万もありそうだ」ということだった。つまり暗に、自軍が劣勢だと伝えているのだ。

ただ、その中に、黒田二十四騎の一人で黒田長政に仕えた毛屋主水だけは、「せいぜい1万に過ぎませぬ」と報告する。それを不思議に思った家康が、直々に尋ねると、彼が答えて言うには、「敵方は、石田、小西等を1万を除けば、たくさん兵を出しているとはいえ、皆、様子見に過ぎない。主力を破れば、総勢が雪崩を打ったようになる」と分析して見せ、家康を喜ばせたという。

このように戦場で、冷静な判断を心掛けることは、普通、なかなかできないものだ。彼は、常に状況判断が、どんな場合も冷静に的確にできる胆力が備わっていたと思われる。今、国際社会も、混沌としているが、その本質を見極める必要がありそうだ。現代の毛屋主水はどこにいるのだろう。

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