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2011年9月10日 (土)

流行らない酒屋

原因・結果の法則があるが、多くのことは、実際、そうであろう。原因もなく、結果は生じない。結果の大本になる原因に十分配慮する必要がある。少し、観点は違うが、『寒山拾得』にも、そういうことが例え話として記されている。

ここでは原文は記さないが、その一文を、流風なりの解釈として、次に示そう。

「大きく構えている、あの店は誰が経営する酒屋なのだろうか。その店の売る酒は、馥郁たる香りで濃厚で味がいい。店の目印である幟も高く掲げられ、目立つ。升目も正確で、客を騙すようなこともしない。

ところが、どうしたことだろう。来客が少しも無くて、全く売れない。いろいろ見ていると、その家は、猛犬を何頭も飼っている。そういうわけで、子供がお使いとして買いに行こうとしても、犬が咬まないか心配で、店の前まで来ても、すぐ退散してしまう」

この文の本来の趣旨は、君主に、賢人が進言しようとしても、奸臣が邪魔をして、阻害されることを皮肉っている。これは、あらゆる組織に、多かれ少なかれ見られるものだ。それが過ぎるとは、組織は乱れ、腐り、朽ちていく。

逆に、一つの阻害要因を除くだけで、組織が活き活きと生き返ることもある。それはガーデニングにおいて害虫を除くのと似ている。そして、害虫は、一回除いただけで満足してはいけない。常に目を光らし、注意する必要がある。組織を枯れさせないようなチェック体制が望まれる。

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