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2011年10月30日 (日)

求められる美術館・博物館周辺の大人の遊園地化

先日行った浮世絵展は、高齢者の人々で盛況だった。今回に限らず、どこで開催しても、浮世絵は、高齢者に強い人気がある。またジュディ・オング版画展では、年齢層は、やや広がって、彼女の若い時の活躍を知っている同年代の中高年が多く鑑賞に来ていた。

ただ、日本の芸術鑑賞は、美術館・博物館で作品を鑑賞して終わり、ということが多い。もっと考えを柔軟にして、美術館や博物館周辺をアートの遊園地にしてはどうかと思う。関連商業施設があってもいいと思うのだが、残念ながら、ないところがほとんどだ。

人々は、そのように望んでいるような気がする。特に女性には、おしゃべり空間が求められる。というのは、美術館・博物館内では、おしゃべりはできない。館外に出て、すぐおしゃべりできる場所が欲しいそうだ。

春や秋なら、館外のベンチや芝生で楽しめないこともないが、限界がある。それなら、美術館とか博物館でのアートの展覧会等、特別な空間に、作品を展示するだけでなく、休憩スポットも含めて、もっと関連空間を広げた方がいいと思う。

ところが、博物館にしろ、美術館にしろ、館内に単独の飲食施設があるものの、必ずしも気軽に利用できる形態ではない。館内に喫茶店があってもいいとは思うが、思い切り、おしゃべりできる空間ではない。

となると、館外周辺に、そういう施設があればいいのだが、残念ながら、ない場合が多い。博物館や美術館周辺には、どういうわけか、こういう施設の周りに、飲料施設を設けることが憚られるのか、あるいは制限しているのか、料飲施設が少ない。法的な規制があるのなら、見直しも必要であろう。

求められるのは、その地域が、大人が終日過ごせる、大人の遊園地化が求められる。美術品を鑑賞して終わりにしてはならない。明らかにビジネスチャンスを逃している。施設の周辺に、関連施設や飲食店が進出できる仕組みにすればいい。もちろん、美術館・博物館のイメージを壊さないような仕組み・配慮は求められる。

*追記

尤も、上記の意見は、地方の美術館・博物館だけに言えることかもしれない。都市部は、それなりに、すでに遊園地化しているところもある。ただ、百貨店等のアートの催しは、十分でないと感じる。

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