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2011年10月31日 (月)

街に溶け込む現代アートに

先日の新聞記事(神戸新聞)で、初めて知ったのだが、神戸には、「C.A.P.(芸術と計画会議)」という随分堅い名称のNPO法人があるらしい(*注)。この会議の趣旨は、簡単にいえば、アートを街に飛び出させよう、ということのようだ。

美術館や博物館、あるいは画廊などに留まらず、街の中にアートを繰り出して、社会との接点を強めて、街を主体的に改革させる。そういう街の活性化の起爆剤にアートの活用を世の中にもっと認知してもらうことのようだ。

そのC.A.P.(芸術と計画会議)は、2011年11月3日(午前10時より午後9時まで)に、「CAPARTY(キャパティー)」というアートを楽しむパーティを開くそうだ。場所は、神戸市立海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区山本通り3)だ。実に36回目だそうだが、全く知らなかった。

今回のキャパティーのコンセプトは、「客富(きゃっぷ)商店街」。客を富ませる商店街とC.A.P.を掛けたダジャレらしい(笑)。寂れる傾向の強い商店街をアートで活性化しようとする意味があるのだろう。

これはそういう観点で、すでに神戸ビエンナーレの元町高架下アートプロジェクトで展開され、街の中に飛び込んでいる。彼らと同じような視点なのかもしれない。どういうものか確認したい気持ちはあるが、今年は11月3日は他の予定があるので、残念ながら見には行けない。

現場に飛び出す元町高架下アートプロジェクトも捨てがたいが、今回のC.A.P.(芸術と計画会議)によるキャパティーは、商店街に展開する手法の展示会的な意味に近いかもしれない。そういうやり方も必要かもしれない。ただ、あまり独りよがりにならないことだ。

いずれにせよ、近所で食事しながら、もっと気軽にアートが楽しめ、社会にアートが溶け込むことが望ましい。今後は、そういう空間づくりが求められているのではなかろうか。現代アートが、新しい“浮世絵”になるのも近いかもしれない。敷居の高いアートよ、さようならとなっていくのだろうか。

*注 C.A.P.(芸術と計画会議

      http://www.cap-kobe.com/

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