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2011年10月 6日 (木)

若い人の不平不満の原因

ノルウェー、イギリスに次いで、アメリカでも、若者が騒動を起こしている。彼らは一般に不平分子と言われるものだろう。日本は、まだ騒動こそ起こらないが、生活保護を受ける若い人たちがいる。それは静かな不平活動と言えるかもしれない(*注)。

そもそも、若い人たちが、なぜ社会に不満を持つのか。これは一般に、若い人たちが、自分の本当の能力を知らず、自らを過大評価することから生まれる。自分は、能力があると思いがちなのだ。これは流風も、若い頃、そういう傾向があった。

何度か、現実に頭を打つことで、自分の未熟さを知ったものだ。こういう騒動を起こす人たちは、ある意味、頭を打つこともしていない。だから、自分の未熟さに気付かないのだ。それが不平不満を蓄積させることになる。

もちろん、いつの時代も理不尽は存在する。それも踏まえて、人は、他者から認められて、自分の存在価値を再確認する。しかし、認められるようなこともせずに、不平不満だけを述べるなら、それは未熟な子供以下だろう。

人は、他者の下で、辛抱することが大切だ。それを潜り抜けると、不思議と不平不満は起こらない。やっと自分の不完全さを知るからだ。人生に完成はない。そう思えば、その後も、自分を鍛えて、前に進むしかない。

*注

現役世代に、生活保護をするというのは、厚生労働省の政策転換に拠るものらしいが、このことは、却って労働意欲を削いでいく。非正規雇用であれば、稼ぎが少なく、生活保護費より低くなる可能性もある。

その結果、仕事を紹介されても、あれも嫌だこれも嫌だとなり、生活保護の期間が長くなり、徒に人生の持ち時間を食いつぶしていく。これは政策としては決していいとは言えない。

そもそも、根本的には、地域(言葉としてはおかしいかもしれないが、主として都市圏)に拘り、仕事に拘り、職種に拘る若い人々を正しく指導しなければ、何も良くならないだろう。田舎に行けば、「相対的貧困」という言葉自体、意味がなくなる。

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