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2011年10月20日 (木)

自転車、車道通行強制に異議あり

東日本大震災以後、交通手段として、自転車の利用をする人が増えている。それ自体は問題ないと思うが、交通事故が増えているようだ。実際、交通マナーの悪い人たちは、前からいる。それは老若男女を問わない。

そこで警視庁は、まず自転車の車道通行の通達(歩道通行禁止)を出すらしい。ただ、全国どこにも適用すると問題が出る。全国の道路事情は、それぞれ異なる。車の違法駐車は依然としてあるし、狭い道路や、車の多いところでは、車道での自転車走行は極めて危険だ。

当局は、以前、同様な通達を出して、自転車が車と接触事故を起こし、交通事故が急増したことを忘れているようだ。それに車を運転する方も、過剰に気を配れば、交通渋滞の可能性もある。

それでも、警視庁は、全国に一律通達するのだろうか。いろんな意見があるだろうが、それなら、まず車中心の行政を改めるべきなのだ。歩行者を守ると言うのなら、まず、車中心の社会を改めるべきだ。

そんなこともせずに、自転車通行を悪者にしても、何も、よくならないだろう。そういう対策に何もせずに、自転車の車道走行を強要しても、社会は何も良くならない。そして、そのような対策より、まず自転車運転のマナー徹底をすることが必要と思う(*注)。

当面、自転車の車道を走行するよう指導するのは、人の行き来の多い一部都市部に限定してはどうか。この通達の問題意識が起こったのも、都市部で起こった事故がほとんどだろう。地方は、あまり関係が無いはずだ。余り混乱させるような通達は止めて欲しい。

*注

自転車の通行違反及びマナーの悪さには、課題を上げれば次のようになる。

一、自転車通行は左側なのに、今は右側通行する人が極めて多い。そのため対面すると、危険を感じることが多い。これをまず徹底させる必要がある。

二、片手運転の多さ。例えば、煙草を吸いながら運転、携帯をしながら運転、傘をさしながら運転などだ。

三、また自転車競技用の自転車で、ハイスピードで傍を通られると、とても危険を感じる。

四、横並び運転で、道をふさぐ。基本的に若い人が多いが、おばさんたちも結構、無神経な人がいる。

五、過度なスピードを出して運転。スピード制限の必要性。

六、無灯火運転。

七、駐輪所あるいは駐輪指定場所以外の駐輪による交通の妨げ

これらに対して、指導を徹底強化し、罰則の強化が望まれる。

*追記

「自転車交通総合対策」の中に、「自転車通行が可能な歩道の見直し」があるが、過去に、そういうものをいったん作っても、潰して、無駄なお金を使ってきた経過がある。こういった政策は一筋縄ではいかない。それに現状の国家財政・地方財政からして、とても、そこに投じるお金はない。考え方は首肯できる部分があるとしても、それは所詮、世間知らずの学者の意見に過ぎない。まず必要なのは、マナーの徹底だ。

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