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2011年11月21日 (月)

ジュディ・オングさんの講演会に行く

久しぶりに講演会を聞きに行ってきた。長い間、講演会には行っていないので、何年振りだろう。いや、十年ぶりかな。若い頃は、仕事が終わってから、よく講演会に行った。会社にいると、どうしても世間が狭くなるので、世界が、日本が、経済界が、どのように動いているのか、若干、背伸びして、講演会を聞きに行ったのだ。仕事とは直接関係ないので、上司から、少し色々言われたが、容認してくれた。

さて、今回の講演会の講師はジュディ・オングさん。明石市立文化博物館での『ジュディ・オング倩玉~木版画の世界展』では、ミニセミナー聞くことができなかった所、丁度、彼女の講演会があるというので、早速、申し込んだところ、当選。今回は、並ぶ必要もなく、席を気にしなければ、大丈夫なので安心していた。それでも、念の為、開場より30分早く駆けつけると、すでに100人程、並んでいた。やれやれ、彼女は、どこでも人気が高い。

その講演会のテーマは、「輝いて生きる」だ。姫路市が催している「生涯現役フォーラム」の中での講演になったので、そういう内容になったのだろう。実際、来ている人たちは、流風より年齢の高い層がほとんど。ジュディ・オングさんは、60歳だから、兄や姉さんの方々への講演であるかもしれない。流風からすると、彼女は、少しお姉さんだが(笑)。

実物のジュディ・オングさんにお会いするのは初めてだが、実に若々しい。お顔や外見は、遠くの席から確認したので、その実態は分からないけれど(笑)、実にきれいだ。それに声が通って若い。何が、彼女をそうさせるのだろう。

まあ、講演内容は、結果的に、その原因を話された。まず、「魅せられて」を万里の長城やザ・ベストテンで歌った時のエピソードや、時代劇出演のエピソードなどを面白おかしく話され、掴みは十分。思わず引き込まれる。うまいなあ。

彼女は、3歳で台湾から日本に来た時、父親が台湾のアイデンティティーを失わないような教育の結果、小さい頃から、内外で、日本語と台湾語を使い分けた経験。どうも、これが彼女の原点のようだ。結果的に、いろんなことに好奇心を持つことになる。

彼女は、人間には、いつも好奇心が大切と説く。好奇心は、人を前に進ませ、行動へのパワーの素になる。別の言葉では、国際人になるには、好奇心がまず大切で、語学は道具に過ぎないと断言する。見たい、聞きたい、知りたいという好奇心が新しい世界に導く。

また高齢者には、25歳の精神を持てと説く。すなわち、あの頃の好奇心、少し社会が分かった感じ、何かやりたいという意欲。また肉体年齢も自己管理で遅くすることができる。戸籍上の年齢は、「単なる数字」と割り切れと。なるほど。男は八掛け、女は七掛けと考えよ、とよく言われるけれど、常に25歳の精神を持つとは、新しい発見だ。

そして、最も大切なことが、「笑顔をわすれないように」ということ。笑顔のある所にが人は集まる。そのためには、まず、年齢と共に下がる口角筋を上げることだ。これは、よく言われることですね。流風でも知っている。できていないけれど。

そして、彼女が説くには、やるべきことは、夜、寝る前に、鏡を見て、にっこり笑うことを三回続ける。その顔で就寝する。朝起きたら、夜やったことを三回続ける。それで一日がいいスタートを切れる、と。このことは、以前、温泉旅館の女将が、若女将に、そのような教育をしていると聞いたことがある。

更に、朝のその笑顔という気を強く押し出す。例えば、近所の人への挨拶は、明るく、いい声でする。ついでに、気分が明るくなるように、いいことを話す。そうすることで、自らの心が開き、相手の心さえも開いてしまう。そうすると、そこに笑顔が残って、一日が豊かになる。

次に言っておられたのが、人間、どんな年齢になっても、夢や挑戦を持ち続けることが大切と説く。やれそうだったら、やりたいことを強く思い続けることが大切だ。気持が枯れないように努める。夢を持って、楽しくなると、世の中が明るく見える。ただ夢は簡単に、あきらめてはならない。特に、やらずに諦めるのはいけない。

挑戦して、やってみて、駄目だったら、それは仕方ない。ただ、一の矢に撃たれても仕方ないが、二の矢に撃たれてはいけない。くよくよして、時間を浪費するのが一番いけない。二の矢に撃たれないようにしよう、と。ふむふむ。

20年前に大病を患われたようだが、彼女は、最初は、なぜ、こんな大切な時に、病気になって、どうしようと悶々としたが、ある日、看護師に掛けたられた言葉で、新しい発見をする。それは多くの人が彼女を支えているということが分かったから。そこから周囲への感謝の気持ちが強まる。転んでも、ただでは起きぬとは、商人の心得だが、常に学ぶ姿勢で前向きに。感心、感心。

最後に、中国の詩人、劉海鮑氏の詩を紹介された。台湾語は分からなかったが、詩の内容は、「食は腹七分目で満足し(全ての欲をほどほどにする)、全てのことに処するに好ましくし、善を為すことが最も快楽である思うことが、健康に歳を重ねる最もいい方法である」と。なるほどね。

以上が、流風が理解した講演会の概要だ(但し、版画をやるようになった経緯も述べられたが、ここは省略)。確かに対象は、高齢者であったが、若い人たちにも参考になる内容だろう。久しぶりに、気分が明るくなる内容だった。ジュディ・オングさんに感謝したい。そして、主催者にも。

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