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2012年1月 5日 (木)

平成24年の干支~壬辰

平成24年の干支は壬辰(みずのえたつ)だ。壬とは、草木の種子の内部に新しい命をはらむ状態だ。辰は、春の暖かさに伴い、草木が活力をふるって旺盛に伸びる状態をいう。これは何を意味をするのだろうか。

壬とは、まさに、これから新しい生命を産む状態で、期待と不安に満ちた状態かもしれない。周囲も、いつ生まれるのか期待し、未来に新しい光を感じている状態だ。

また辰は龍のことである。龍は架空の生物だ。龍という文字も、頭に冠をかぶり、胴をくねらせた形を意味する。胴は、大トカゲの様でもあり、大蛇の様でもある。そして以前のブログでも取り上げたが、龍は水とのかかわりが強く、人々は龍神として崇めた。中国では、縁起の良い動物とされている。

ところで、昨年の干支は、「辛卯」だった。一昨年は「庚寅」で、「新しく動き出した」ことが、昨年の「辛卯」は、「根を張り、枝を伸ばして拡がっていく」様子を意味していた。

ところが、昨年は、東日本大震災や福島原発事故が起こった。これにより、日本は、大きな悲しみに覆われた。そして、復旧・復興のために新しい動きがあった。あまりにも広域での大災害に国の対応は遅れがちだったが、世界から支援の手が寄せられ、一般国民も寄付行為に目覚めた。

そういう意味では、昨年は、むしろ「庚寅」であったかもしれない。だから、今年は、昨年の干支の再生を意味する「辛卯」に近いかもしれない。それが、やがて年後半から来年にかけて、活力を以て勢いを増していく「壬辰」につながっていくイメージだろうか。

なお、過去の壬辰の年には、辛卯の年ほど大きい事象は起こっていない。無理やり取り上げても、せいぜい、1232年に、北条泰時が御成敗式目を制定、1592年に豊臣秀吉が、文禄の役を起こしている程度だ。

ユーロ問題で、世界経済は混沌としているが、案外、すでに新しい時代に向けて、スタートしているのかもしれない。そう考えると、あまり悲観的になる必要はない。それぞれが一歩前に進み出せば、未来は明るい。

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