« 突々和夫の木版画を観覧 | トップページ | 最近の、でもしか大学生 »

2012年1月18日 (水)

馬越恭平の養生法

若い人は、誰も知らないだろうけれど、戦前、「日本のビール王」と呼ばれた馬越恭平は、健康法として、三つの養生法を唱えている。

  一、身体の養生

  二、精神の養生

  三、身代の養生

一、身体の養生は、説明するまでもなく、自分の身体をよく知り、厭うことだろう。二の精神の養生は、昔から言われているように、心配しても心痛しないこと。そして、常に若々しい心を失わないことだ。

以上のことはいろんな人が指摘しているが、三つ目の身代の養生(*注)は、最近では「身代」という言葉はあまり使われないので、分りにくいかもしれない。広辞苑には、①一身に属する財産、②身分、地位、③暮らし向き、とある。

彼の言う意味は、単に財産や金を大切にせよという趣旨でもないようだ。彼が言うには、分相応の生活をし、その法(のり)を超えないようにせよということ。金は貯めすぎても使いすぎても駄目ということだろう。要するに、バランスのとれた節度ある生活を心掛けよということらしい。

以上の三つの養生ができれば、生涯、現役でいられると言明し、本人は、実際、そのようであったという。90歳になっても、経営の一線を離れなかったというから凄まじい。周囲は迷惑だっただろうけれど(笑)。

*注

ちなみに馬越は、身代の養生として、次のことを挙げている。

  一、節約

  二、貯蓄

  三、商売熱心

|

« 突々和夫の木版画を観覧 | トップページ | 最近の、でもしか大学生 »

医・食・健・康」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 突々和夫の木版画を観覧 | トップページ | 最近の、でもしか大学生 »