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2012年2月19日 (日)

漢詩『寒梅』の鑑賞

今年は例年になく寒いので、比較的寒さに強いヤツデも、葉がくしゅんとしている。まあ、毎日、バケツに氷が張るのだから、仕方ないだろう。人間様も、大変だし。ところが、梅の方は、蕾を日に日にわずかずつだが、大きくしている。

そういうわけで、どうしても梅に関する記事は、増えがちだ。梅は本来、日本の花ではないだろうが、自宅に梅を数年前に植えた関係上、関心を持たざるをえないことも関係しているかもしれない。

さて、詩吟でも詠ぜられることのある漢詩『寒梅』を今回は挙げておこう。この詩は、同志社を設立したことで有名な新島襄の作である。詩の意味は、多分に教育者らしい作風である。

  庭上の一寒梅

  笑って風雪を侵して開く

  争わず又力(つと)めず

  自から百花の魁(さきがけ)を占む

いつものように蛇足的に解釈すれば、「庭の梅の花は、寒い風雪の中を気高く凛として咲く。それは、まさに百花に先駆けて、他と争うこともなく、気負うこともなく、自然体で、咲いている」となるだろうか。

彼は何を言いたかったのだろうか。若者たちよ、リーダーたらんとすれば、世の中の風当たりや辛苦に屈することなく、信じる道を歩め、と説いているように聞こえる。また違った角度で見れば、人が嫌がる厳しい環境下こそ、世に出るチャンスと説いているようだ。

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