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2012年5月11日 (金)

もっさりした服装

子供の頃、祖母が母に、「子供に、こんな、もっさりした服装させて。もっと、ええもん、着させたりや」とか言っていた。もっさりは、やはり、京言葉らしい。現代の言葉で言えば、「ダサイ」が相応しいかも。家計は苦しいから、そんなに、いい服といっても、当時は、服は、外で買うものではなく、家で縫うものだから、母が子供の服を作るのをさぼっているのを責めたものだった。

祖母の言いようは、まるで流風が貧乏くさい服装をしていたら、私が恥をかくと言う風であって、子供心に、母が責められているのは嫌であった。そうかと言って、祖母が新しい服を仕立てて、プレゼントしてくれるわけでもない。ある種、祖母の見栄であろう。

確かに祖母は、いつもシャンとしていて、若干、近寄りがたい、隙のない感じであった。母は、誰に似たのか、どちらかというと、ぐうたらで、身体が強くなかったこともあって、日々をだらだら過ごしていたようにも思うが、それでも、今の若い人よりは、忙しく家事にいそしんでいただろう。

母は、祖母の苦言を聞いて、時々、猛烈に意欲がわいたのか、流風の新しい服を作ってくれた。ただし、そのとばっちりは、夕食が手抜き料理になり、父がぼやいていたのを思い出す。

最近は、あまり、もっさりした服装という言葉を身近で聞かなくなった。本当のところは、どうなのだろうか。

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