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2012年6月24日 (日)

勉強してぇな、ということ

関西では、定価で買うことは、珍しい。大抵、「兄ちゃん、勉強してぇな」「負けてぇな」と言って、値引き交渉する。猛者になると、百貨店でも、値引き交渉する。百貨店は、表向き、値引きはしていないが、実際は、期間を決めてバーゲンしているし、お得意客には、外商で値引きしているから、そこに付け込むわけだ。一見の客でも値引き可能だと。

関西の文化は、アジアの文化と似ており、アジア諸国で、定価で買う人は決していない。値付け自体、値引きを前提とした価格付けだ。そこには、値引き交渉を双方が楽しんでいる風である。物を単に、買うだけでなく、買うこと自体を楽しむ。それは時間の浪費だと言う人もいるかもしれない。

でも、それは逆の視点で見れば、心の余裕のない人々。仕事はできるが、面白みのない人でもあろう。値引き交渉には人柄が出る。そこから、売り手から、いろんな情報が入手できる場合もある。案外、特別の情報が得られたりする。決して、無駄ではない。

でも、なぜ「勉強してぇな」と言うのだろう。「勉強」ということは、もっと商売の勉強をせよと言うことだろうか。もっと勉強して、もっと安くする努力をせよということだろうか。そう捉えるなら、最近、勉強の足りない店が増えているような気がする。お客は、もっと「勉強してぇな」と言う必要があるかもしれない。

*追記

尤も、知らない店にこそ、「勉強してぇな」と言う人もいる。知っていて懇意にしている店には、言わないらしい。懇意にしている店は、それなりにし信用しているし、価格も、初めから、そこそこの値段を提示される。そうなると、「勉強してぇな」と言うことは、単なる駆け引きだ。少し意味は異なる。

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