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2012年7月10日 (火)

播州弁 その九 おせらしい

今回の播州弁は、「おせらしい」。子供に対して使う。「お宅の子供さん、おせらしいなあ」。おせらしいとは、大人っぽいということ。一見、褒め言葉のように聞こえるが、一種の冷やかな皮肉にも聞こえる。それは男児、女児に関係なく、子供らしくないということ。大人しい子供に使う(*注)。

子供は、屋外で活発に動き回るニュアンスが強かった。それをせず、大人しい子供は確かに親としては扱いやすいが、子供らしくない。親が、あれをしてはいけない、これをしてはいけないと言い続けると、子供によっては委縮してしまって、子供らしさを失ってしまう。

「おせらしい」という言葉は、過保護している母親に対する、暗に伝える軽い警告の言葉でもあるのだ。ただ、その言葉を額面通りに褒め言葉として受け取る母親もいるから、困ったものだ。

*注

ただ、女児に対しては、褒め言葉のニュアンスもある。「おせらしくなったなあ」とか言ったりする。

*追記

昔は、子供たくさんあり、子供間の競争も激しく、おせらしく育つのは、良家の子女ぐらいにしか見られなかった。今は子供の数も少なく、どうしても、ある程度、過保護にならざるを得ない面もあるかもしれない。そういう意味では、現代の子供は、皆、お坊ちゃん、お嬢ちゃんなのだろう。結果的に、ひよわな子女に育つリスクを抱えることになる。

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