« 雷鳴と狂言『神鳴』 | トップページ | 神戸市立博物館の夏の4つの展覧会2012 »

2012年7月 8日 (日)

播州弁 その八 あほんだら

今回の播州弁は、「あほんだら」。子供の時、「あほばかまぬけひょっとこなんきんかぼちゃ」と言いあいしていたことを覚えているが、緊急時に、そんな長い罵る言葉吐けない。一番、短く言うのが、まず「あほ」。その次が、少しきつく「あほたれ」。これくらいは、まだ口調に優しさがある。「あほんだら」は、播州の最上級の罵り言葉だ(一般的に、関西人の言う「どあほ」に匹敵)。

関西人は、最近の若い人は知らないが、馬鹿と言われると、屈辱的な感じがする。あほんだらは、それに相当する。関西で、「あほ」というのは、一番軽い罵り言葉だが、あほんだらになると、かなりきつい。播州で、「おんどりゃ、あほんだら」など、言い方を間違えれば、一悶着する。

あほんだらは、文字にすると、「阿呆垂ら」らしい。ただ、この言葉は、全ての播州人が使うわけでもない。かなりガラの悪い言葉だ。基本的なルーツは浜言葉だろう。漁師言葉は、どこも荒い。それは海上で、生死をかけた職業だからだ。一つの判断ミスで、命を失う危険性が大きい。だから、どうしても、言葉が荒くなる。昔は、一部の職人や大工の人たちも使っていた。

*追記

「あほんだら」以外に、罵り言葉としては、「だぼ」がある。文字にすると、駄坊だ。「だぼ」の後に、続けて、非難の言葉が続く。また、「だぼ」は、「あほ」よりきついが、「あほんだら」より軽いニュアンスで言っているようだ。

|

« 雷鳴と狂言『神鳴』 | トップページ | 神戸市立博物館の夏の4つの展覧会2012 »

姫路と播磨」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 雷鳴と狂言『神鳴』 | トップページ | 神戸市立博物館の夏の4つの展覧会2012 »