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2012年8月25日 (土)

お婆さんと饅頭

子供の頃、お菓子の摂取は制限されていた。よって、特に甘いものは禁止に近い状態。歯があまり良くなかった両親は、子供に苦労はさせたくなかったのだろう。そういうわけで、10時と3時のおやつは、母が作っていた。

でも、子供の時は、すぐにお腹が減る。それだけ活動量も多い。当時、流風は、いつもお腹を鳴らしていたように思う。ある時は、確か留守番している時だったと思うが、おやつがなく、とても辛抱ができず、水屋にある味噌に麩をつけて食べたが、後で発覚。不思議と、母は叱らなかった。遠い記憶だ。

さて、近所をあちこち、友達とふらふら歩きまわり、あるいは走り回り、水筒のお茶は、すぐに空になる。そうすると、近所の知らない家でも、お茶をもらった。大体、麦茶が多かったけれど、家々によって、いろんなお茶だった。

そして、時々、予想外のいいことが。お婆さんのいる家に行くと、お茶だけでなく、お菓子も出てきて、「遠慮なく、お上がり」と言ってくれる。初めは、母の顔が浮かんで遠慮していたが、強く勧められ、頂いたものだ。不思議と、どのお婆さんも、皆、そのようであった。

お婆さんの家には、饅頭が常にあるような感じだった。ところが、いいことはいつまでも続かない。あるお婆さんの家で、おはぎを頂いて食したのはいいが、帰って、夕食がどうしても食べられない。そこで母に寝間で問い詰められて、本当のことを白状すると、叱られた。

でも、「今回は、お父さんには内緒」と笑って、許してくれた。ただ、それ以降、近所のお婆さんに通達が行ったのか、あまり饅頭等は出なくなった。煎餅等が、代わりに少し出るようになった。当時は、何も思わなかったが、母がお願いしたのだろう。そういうこともあり、流風は煎餅も好きだが、饅頭が大好きだ。子供の時の食の記憶からは逃れられないということだろうか。

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