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2012年8月 6日 (月)

『やなせたかしの特別展』を鑑賞

『やなせたかしの特別展』のパンフレットを頂いたので、姫路文学館に観に行ってきた。やなせたかし氏というと、アンパンマンが有名だけれど、流風の世代ではないので、キャラクターは知っているけれど、内容は全く知らなかったので、新鮮であった。

やなせたかし氏は、戦争経験もあるし、戦争で親族も失い、飢えも経験されている。彼の描く世界は、一つの人間観であり、哲学だ。それを子供にも分かりやすくした漫画がアンパンマンだろう。人というものが、どういうものか、人間はどう生きていかなければならないのか。

もっと言えば、正義とは何かも示しておられる。流風もかつて正義について記したが、正義感は、それぞれが持っていて、それぞれの見方がある。だから、何が正しくて正しくないなど明確には言えない。

しかし、その上で、人間として、どのようにあるべきかが問われている。アンパンを切り取って他者に与える行為は、どこから来るのか。極限に追い詰められた時、それはいつも発揮できるのか。生きるということは厳しい。

最近の童話を書店で、ちらほら読むことがあるが、底が浅いものが多い。主として女性が描かれたものだ。確かに彼女らが経験したことをベースにしているのだろうが、根源的なものに迫っていないことが多い。

これらを児童に読ませていいのか、疑問も多い。童話は子供に大きな影響を与えるため、誰でも描いてよいとは言えないだろう。また親も、その選択には十分な配慮が必要だ(あるいは専門家によるアドバイスを受ける)。

その点、まだ一部しか読んでいないが、やなせたかし氏の作品は深いものがあり、推薦できると思う。第一会場では、アンパンマンを主体に、シエラザラード等の作品も展示されていた。第二会場では、彼の言葉と共に絵にしたものが多く展示されており、彼の考え方がよく分かったように思う。

当日は、多くの子供連れの家族で賑わっていた。彼の人気は相当高いのだろう。平成24年9月17日まで。

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